ここは成績のランキングではありません。
順位を付けると、母数の小さい派手な数字が上に来ます。それは読者にいちばんしてほしくないこと——数字の良い条件を後から探すこと——を、こちらが勧めるのと同じになります。選ぶ基準は「何を教えるか」で、成績が良いから載せてはいません。
気になったものを開くと、そのままルールの画面に条件が入ります。そこから条件を足したり外したりして、自分で確かめてください。
第三幕だけを見る
この条件で開くいちばん単純な形。締切間際に買われた側を取るだけで、全馬平均72.7%よりはっきり上に出る。単体で最も強いのがこれだと分かる。
未来テスト期間=主表示
83.6%[75.2%〜91.9%]
n=17,381 · 的中1357
全期間
80.1%[73.8%〜86.4%]
n=30,079 · 的中2165
条件から外れた側(捨てた馬)
69.2%[65.1%〜73.3%]
n=64,719 · 的中4524
それでも100%には届かない。1本では買い目にならない、の実例でもある。
第三幕に第一幕を重ねる(反例)
この条件で開く重ねれば良くなる、わけではないことを示す見本。第三幕だけのときより回収率は下がる。母数は半分になり、誤差幅は広がる。
未来テスト期間=主表示
78.1%[67.3%〜88.9%]
n=9,589 · 的中785
全期間
75.5%[67.6%〜83.5%]
n=16,557 · 的中1266
条件から外れた側(捨てた馬)
72.1%[68.3%〜75.9%]
n=78,241 · 的中5423
成績が良いから載せているのではない。条件を足す前に確かめる癖のための見本。
経路ワーストを消すだけ
この条件で開く条件は1本。経路スコアの最下段を外すだけで、母数を9割残したまま全馬平均より上に出る。消した側の回収率が39.2%まで落ちるのが本体で、「買う馬を当てる」より「買わない馬を外す」ほうが効くという実例。
未来テスト期間=主表示
78.0%[73.4%〜82.5%]
n=50,828 · 的中3941
全期間
76.4%[72.9%〜79.8%]
n=85,355 · 的中6587
条件から外れた側(捨てた馬)
39.2%[24.4%〜54.1%]
n=9,443 · 的中102
外した1割がどれだけ悪いかを見るために、捨てた側の数字を並べて見てほしい。
消しだけで作る
この条件で開く買う条件を1本も置かず、割高側と消しの材料を4本まとめて外すだけ。半分以上の馬が残るのに、外した側との差ははっきり出る。第5章「買わない技術」をそのまま形にしたもの。
未来テスト期間=主表示
79.0%[73.2%〜84.8%]
n=33,080 · 的中2683
全期間
77.8%[73.5%〜82.1%]
n=54,832 · 的中4518
条件から外れた側(捨てた馬)
65.7%[60.1%〜71.3%]
n=39,966 · 的中2171
回収率の上がり幅は小さい。消しは当てにいく道具ではなく、損を減らす道具。
断然の壁だけ
この条件で開く測ったどのルールより回収率が高い。ただし4年で224頭しか出ない。「良い数字」と「使える数字」が別だと分かる見本。
未来テスト期間=主表示
85.0%[72.9%〜97.0%]
n=121 · 的中75
全期間
92.1%[83.4%〜100.7%]
n=224 · 的中149
条件から外れた側(捨てた馬)
72.6%[69.2%〜76.1%]
n=94,574 · 的中6540
母数が小さいぶん誤差幅が広く、上限は100%を跨ぐ。断定できる差ではない。
いちばん高い数字が出る組み合わせ(罠)
この条件で開く未来テストの点推定はここまで上がる。だが誤差幅を見ると、下は70%台まであり得る。点推定だけを見て良いルールだと思わないための見本。
未来テスト期間=主表示
95.8%[72.9%〜118.6%]
n=3,447 · 的中312
全期間
81.5%[66.2%〜96.7%]
n=5,777 · 的中478
条件から外れた側(捨てた馬)
72.1%[68.6%〜75.6%]
n=89,021 · 的中6211
幅の広い数字は、高くても低くても、それだけでは何も言っていない。
書籍の結論そのもの。ユニバース内でEVが1.05以上の馬を全部買う。検証済みの「重ね方」は、いまのところこれだけ。
ここでは数字を出せません。EVは発走2分前に機械が実際に出した値だけを使う決まりで、その判定記録がまだ2026-08-29以降ぶんしかないためです。後から計算し直したEVは、その時点で買えた値ではないので使いません。
ここに載っているものが儲かるルールだ、という意味ではありません。 単体で「賭けた分が返る線(100%)」に届くものは、いまのところありません。 見本を開いて、条件を足したり外したりしながら、自分の読み方を作ってください。